2013年12月12日木曜日

お米にまつわるヒトたちvol.1 m.u.k Lab 南魚沼米袋研究所


お米が入っている袋は、麻袋から紙袋、ポリエチレンなどいろいろな種類があります。見た目の雰囲気の良さもあってか、とくに茶色い紙袋でお米を販売されている商品が多い気がします。最近の米袋はとてもデザイン性に富んでいて、ついついジャケット買いしてしまいそうなお米もあります。またあんなに重いお米を入れても破けないだけあって、とても丈夫な袋でもあります。しかも袋自体は軽いです。


ハイスペックな米袋の使い道

でもいくら袋に描かれているデザインが良くても、どんなに軽くて丈夫でも、中身のお米が無くなったらまたお米を入れるためだけに再利用される。今まではそうでした。ハイスペックな米袋を新しいカタチで再利用出来ないかと活動しているのが「m.u.k Lab 南魚沼米袋研究所」です。米袋をバッグ、名刺入れ、ファイルなどのカタチに変えて展示販売したり、イベント出店で米袋を利用したり、米袋を使ったワークショップを開催したり。



南魚沼のお母さんたちの手作り

「米袋の再利用」には3つの評価すべき点があると、小池精米店3代目の小池理雄さんがブログに書いていました。小池さんいわく、それは次のようなこと。

1つには「資源の有効活用である」ということ。
使わなくなった米袋は、お米屋さんなどでは専門の業者に販売し、そのあとはまた袋にお米を入れたり、ゴミ袋になったりと、使い道に変化無く再利用されていました。米袋を名刺入れにするなど、再利用のカタチを模索し広げていくのはとても素晴らしいこと。

2つめは「ファッショナブルである」ということ。
最近の世の中の傾向として「農業ファッションをおしゃれにする」ということを意識している人は多い。まずは「服装」からその職業に関心をもってもらうという切り口は大事なのではないか。

3つめは「仕事を生み出している」ということ。
「m.u.k Lab 南魚沼米袋研究所」による米袋バッグは地元のお母さんたちの手作り。魚沼は特に冬は雪深く、農作業はストップします。そうなると、内職で作れる商品は、その地に住む方々にとっては大変貴重です。これだけで皆さんの生活が成り立つわけではありませんが、冬に仕事がある、そしてそれがお金になる、ということは非常に意義深いこと。


こういった3つの側面から評価できる米袋を使った活動。m.u.k Lab 南魚沼米袋研究所のこれからの新しい提案に注目です。


m.u.k Lab 南魚沼米袋研究所
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(ごはん生活研究所/平井)

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