2014年1月27日月曜日

お米マイスター五ツ星責任編集「原宿・表参道の米屋から」第1号

皆さん、こんにちは。

小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星、小池理雄(ただお)です。


「はじめまして」の方も、もしかしたらいらっしゃると思います。

ということで簡単な自己紹介を…。


                   ◇


渋谷区神宮前(原宿)で米屋を営んでおります、小池精米店・三代目、小池理雄(ただお)です。

おもに渋谷区・港区を中心に、こだわりのお米を宅配しております。
「渋谷・原宿で唯一のお米マイスター五ツ星」の米屋です。


小池精米店は、1930年創業の老舗です。祖父が初代で私が三代目になります。

米屋の役割も時代とともに変遷してきました。

祖父の時代は国民の食料確保のための最前線でしたが、いまは消費者の皆様と農家の方々との架け橋となることが求められていると思います。

弊社では消費者の皆様と農家の方々との架け橋となるべく、農家の皆様が丹精こめて栽培した「こだわりのお米」をたくさん揃えております。

そして消費者の皆様が気持ちよくお買い物が出来るようにいろいろなサービスを行っています。例えば…

・配達料は無料です(なるべく近隣で…)
・白米のみならず、玄米も、胚芽米も扱っています。
・無洗米も売っています。

弊社には次のような企業理念があります。

■企業理念

商売を通じてこの地域に住む人が、そして日本に、この地球に住む人が(大げさですが)、皆さん笑顔で過ごされるように、お手伝いいたします。

具体的には、以下の4つです。

1.米食を通じ、地域の皆様が毎日を健康に過ごされるお手伝いをしたいと思います。

2.お米の配達を通じ、地域のお客様が重い荷物を持つことなく気軽にお買い物できるお手伝いをしたいと思います。

3.「安全・美味しい・嘘をつかない」をモットーにした商品の提供を通じ、お客様が安心して日々の食事をとることができるお手伝いをしたいと思います。

4.お米の販売を通じ、日本の稲作文化がこれからも環境保全に役立てるようお手伝いをしたいと思います。

地域の皆様に愛され、そして日本の農家の皆様にお役立ちが出来ることが、弊社の存在意義だと考えています。

これからもいろいろなサービスを展開し、そしていろいろなこだわりのお米を揃えることにより、お客様が「小池精米店っていろいろやってて楽しそうだなぁ」と感じていただけるように、進んでいきたいと思います。


                   ◇


…さて、米屋の僕が記すブログの内容は、

「米屋から見たお米とごはんの楽しくて、少しためになるお話」

を皆さんにお届けすることが出来れば、と思っています。

そして…少しでもこのブログを読んで下さった方々がお米に興味を持って頂ければ…
言いかえるのであれば少しでも「お米ファン」になって頂ければ…。

そう思い、ブログを展開していきたいと思います。

さて第1回目は…。

精米

についてです。

皆さん!!!

精米って言葉…

ご存知ですか?

ご存知の方には失礼ですが、平たく言えば

玄米を白米にする行為

に当たります。

その前に、

「そもそも玄米とは?」

ということがあるかと思います。

「玄米」とは平たく言えば

「茶色いお米」

です。



弊社のような米屋では、普通は玄米で生産者から仕入れます。

そう!

白米ではなくて玄米で地方からお米屋さんに搬入されるのです。

玄米のままで召し上がる方も多いと思いますが、一般的には白米のままで召し上がる場合が多いですね。

その玄米を白米にして、つまり精米して皆様のお手元に届けるのが、精米店の役割です。

精米店の役割の一つは、いろいろなお米を、精米したてで皆様のお手元に届けること…です。
そして、

・お米の楽しみ方を皆さんにお伝えすること。
・産地や品種を含めていろいろなお米を皆さんに紹介すること。

それも精米店の役割だと思っています。

ということで前振りが長くなりましたが、精米の件。

精米と一言で言っても…

そもそもどのように削るの?

…ということがあるかと思います。

削る…別にカンナで削るでもなし。何か薬物でもかけるわけでもなし。

精米って…。

まあ、いろいろな方法がありますが、精米は

研削
摩擦

で行うのが一般的です。

まず玄米の表面を傷つけます。

これを研削といいます。

そのうえで摩擦…これはお米同士を刷り合わせて摩擦を起こしてそれで削ります。

だから相当なパワーが必要です。
弊社の精米機はこんな大きさです。



単に削るといいましても
・その日の気温
・その日の湿度
・お米の形や大きさ
・お米の硬さ
・胚芽の大きさ
等の要素で微妙に調整します。

まあ、結局は機械のやることですから人間の行うことはダイヤルの調整ですが、それでも精米具合により自分の勘所をもとに微調整を行います。



このように「精米」についてだけでも色々な話が展開できます。

そんな感じで、お米にまつわる「へぇ〜」をブログを通して皆様にお伝えできればと思います。

どうかこれからもよろしくお願い申し上げます。


(ごはん生活研究所/小池理雄)

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